けがにの日記

ライブレポを書きたい。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic #3 (1993.10.29) 文字起こし

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

健 こんばんはでやんす。L⇔R黒沢健一です。
秀 こんばんはです。黒沢秀樹です。
木 遅刻した木下です。
嶺 こんばんにゃ。嶺川貴子です。
健 というわけで、今週もハイファイステレオマジック始まりましたが、風邪ひいちゃったよ、俺と秀樹で(笑)
木 いい加減に、頼むよ全く!
L⇔R最近忙しくてね。
木 (笑)いやおばさんじゃないんだから。
秀 そうなのよぉ、ほんとにもう。
健 まあライブとかね、いろいろあるんですが。せっかく貴重な休みがあってね、2日ぐらい。で、楽しみにしてたんだよ俺は。この休みの日何しようかとかさ。釣りしようかなとか、やったことないんだけど。
秀木 (笑)
健 いろいろ考えてたわけよ。したら熱出ちゃって、歩けなくなっちゃってさ。でね、俺もう5年ぶりくらいに内科の病院行ったのよ。「午前中受付」とかいってさ、座ってたら、ジジババばっかなんだよ(笑)もう死にそうな。で、死ぬ話しかしてねえんだよジジイたち(笑)「あの方はきのう、私と同い年で何々で亡くなって」とかさ。「私も大丈夫かしら」とか。お医者さんに診てもらったんだけど、俺「風邪で弱ってるんじゃないか、ただ」って。で、心拍数の何とか、あるじゃない。聴診器当ててさ、「心臓の音聴きましょう」って、ジジババばっかりしか診てないわけ、お医者さんが。で、俺の心臓にバッと当てると、「なんていい音なんでしょう!」だって(笑)
秀木 爆笑
健 「素晴らしい音で響きますね!」だって、俺人間リズムボックスじゃないか(笑)
 なんかそれで元気になったんですけどね。でも、引き続きますからね、今年の風邪は。
秀 思いっきり健一くんにもらってしまいましたよ、私。
木 すっかりもらってしまった秀樹くん。
秀 大変ですよ。
健 お中元はビールか風邪かっていう。
秀 いらないよ、んなもん俺は!(笑)
健 というわけで、元気のある曲1曲今日選んできたので、聴いてもらおうと思いますが、デイブ・クラーク・ファイブで『I Want You Still』

♪The Dave Clark Five/I Want You Still

健 デイブ・クラーク・ファイブで『I Want You Still』 『今も君が好き』という曲ですけどね。この曲はねえ、
木 短い。
健 かかんないよ普通(笑)ハイファイステレオマジックじゃないと。
嶺 短い。
健 ちなみに盤質はBです(笑)
秀 爆笑
健 レコードも中盤でね、昔の。
嶺 綺麗な赤色をしていますね。
木 これいつぐらいにゲットしてきたんですか。
健 これは1年ほど前に中古屋で見つけてきた(笑)
木 なるほど。
健 CD化されてないんで、こういう曲が聴けるのもハイファイステレオマジックならではじゃないかな、なんて。
秀 「本日は盤質はBでお届けいたしました」って感じで。
健 冒頭は皆さんの、メンバーのセレクションのコーナーということで、おハガキなどを交えながら。
 ハガキがたくさん来てますね、しかし!
木 しかし。
健 すごい、ブルボンの缶2箱分くらい今週も来て。ちなみにメンバー全員でハガキはみんな読んでますからね。どんなハガキでも全部読むんで、ガンガン送ってください。
 というわけで次のおハガキとかありますか、秀樹。
秀 はい。読みたいと思います。これは三重県の「ミトン」さんからいただきました。この人は最近、ウェストコーストサウンドに異常に凝ってるらしくて、
嶺 お若いのに。
健 (笑)
秀 「先日、リンダ・ロンシュタットさんの『風にさらわれた恋』」というアルバムがあります。
木 いいですねえ。
秀 「もちろん中古で買いました」。
健 「もちろん」ね、中古でね。
嶺 お若いのに(2回目)!
秀 「980円だった」と。
健 ちょっと高いね。
秀 (笑)
健 500円くらいだなやっぱな、今買うとしたら。
秀 この人は「J. D. サウザーがすごい好きだ」と。
健 ジョン・デヴィッド・サウザーね。リンダ・ロンシュタットの恋人と言われていた。
秀 で、「『ちくしょう、リンダの野郎!』ってのが理由で買ったんですが」(笑)「聴いたら『どうもすいませんでした、私が悪かったです』状態で、すごい、すごく良かった」と。「なんであんなに歌が上手くて綺麗で胸がデカいんだ」(笑)
健木 爆笑
秀 「胸だけでも少しは欲しい」というおハガキをいただきました。
健 面白いのが、ジョン・デヴィッド・サウザーってのもいい男なんだよね。
秀 かっこいいんだよね、うん。
健 「疲れたサラブレッド」みたいな(笑)
木 ああなるほど、なかなか良いたとえですね。うまい!
嶺 それでかっこいいの?
健木 かっこいい。
秀 バーに座ってるとかっこいいタイプの。
木 ああ、そうそう。
健 なになに?
秀 バーに座ってると何気なくかっこいい男なんだ。
健 なるほどね。
田村正和風。
健秀 爆笑
健 鯨肉。ってなんのことかわからないですが。
木 だんだん外れてきましたが。
嶺 イメージが。
秀 ちなみにもう1枚おハガキをいただいてます。新曲の感想が書いてあります。
健 なんかお前、他人行儀だな。「いただいてます」とか。
秀 はいはい、他人行儀じゃなくて礼儀正しいんですから。
木 風邪気味なもんで。
秀 そうなんです。「受験生なのに新曲を聴いていると、歌詞とは全然関係ないのに今年の夏のことを思い出して、ちょっと切ないです」。
L⇔Rの新曲ですね。
L⇔Rの新曲です。『君と夏と僕のブルージーン』。「けど今まで思い出して悲しくなってうじうじしてただけだけど、この曲を聴いてるとすごい切ないんだけど、『今年の夏は良かったなぁ、けど冬もいいことあるぞ』という気分になります。冬版ジョー・ウォルシュとでも言いましょうか」ということで、またこういうところで、ネタを出してるんですけど。
ジョー・ウォルシュね、いいですね。
秀 で、たまたま、なんでこう今紹介したかというと、偶然私今日、ジョー・ウォルシュのレコード持ってきました。で、こういうのを聴くのはいいかなーと思って。風邪ひいてるし。なんかよくわかんないけど。
 ちなみにこのレコード、ジャケットは最悪ですけど内容はすごくいい。『ロスからの蒼い風』というアルバム。
健 いいですねえ。
秀 その中から私が一番気に入ってる曲を、聴いてもらいたいと思います。ジョー・ウォルシュで『Second Hand Store』

♪Joe Walsh/Second Hand Store

秀 はい、ジョー・ウォルシュで『Second Hand Store』。
健 いいねえ。風邪に効くねえ、これは。風邪ひいて2日くらい寝てたんだけどさ、風邪ひいてるといろんなことを考えるんですよ。
秀 そうそう、ベッドの中でこう、ね。
健 俺だいたい暗くなっちゃうんだけどね(笑)
秀 (笑)
健 聴くといい感じもしますけどね、こういうジョー・ウォルシュだったりとか。
 というわけで、次のおハガキ行ってみましょうか!
嶺 元気だねっ。
木 はい、次はですね、東京都世田谷区「マッドビアンコ」
嶺 (笑)
木 何歳だ、18。
健 「マッドビアンコ18歳」(笑)
秀 (笑)
健 なんかそれ、コーナーの名前っていうのは。
木 コーナーの名前、「今週のうちの親父係」。
健 そんなのねえよ(笑)
嶺 毎週募集しますから。
健 募集しましょう。どうぞ!
木 「L⇔Rのみなさんこんばんは」。
健 こんばんは。
木 「今日はうちの父親の正体がついに発覚しましたので、報告しにハガキを出しました。うちの父親、47歳は、普段からやけに音楽やギターにうるさいので、私が尋ねたところ、なんとただのリスナーではなく、ベンチャーズコピーバンドを学生時代に組んで、サイドギターを弾いていたと言うではないですか」。
健 おおーっ(笑)なるほど。
木 「しかもリッケンバッカーのギターとヘフナーのベース、それに二十数年前の値段で7万円のアンプを家に置いていたそうです」。
秀 (笑)
木 「ベンチャーズビートルズなら今でも弾けるそうです。それを聴いて一瞬僕は、『ああ黒沢兄弟も20年くらいしたらうちの親父のようになってしまうんでは』と」。
健 一緒にするんじゃねぇ(爆笑)
木 「今でも、ビートルズとなぜか長渕剛の出てくるテレビ番組は全てチェックし、ベンチャーズの衰退を嘆く父に1曲マイナーな曲をかけてください」(笑)
ベンチャーズの衰退を嘆いてる(笑)でもなあ、当時さあ、リッケンバッカーとヘフナー本当に持ってたのかなこの人。
秀 それは凄いですよ。
木 これどうしたんだろう、売っちゃったのかな。
健 だって私たちの中での最長老、「ヨーダ」と言われている岡井大二に訊くとねえ(笑)、
秀 ほんとに言われてるんですよ。
健 「60年代は、リッケンバッカーとかヘフナーとか舶来もんは、給料の5か月分」?
秀 「寺の坊さんしか買えなかった」って(笑)
健 そう、坊さんか医者か、悪徳な人しか。
秀 その「悪徳な人」ってなんだかよくわかんないけど(笑)
健 そういう人しか買えなかったんだからね。
秀 まだ物品税が高かった頃ですからね。
健 「30年ぐらい夫婦やってて、記念日にあげるダイヤ以上に高かった」っていうぐらい。
秀木 苦笑
木 はいっ、オチがついたところで、1曲聴いてもらいたいと思います。これはですね、茨城県取手市の「リンボーLAUGH&ROUGH」くんからのリクエストで、エルヴィス・コステロの『Girls Talk』をかけてくれって言われたんですけど。今日たまたま私はデイヴ・エドモンズを持ってきてまして。この『Girls Talk』が非常にかっこいいんで、これを聴いてくださいそれではデイヴ・エドモンズで、『Girls Talk

Dave Edmunds/Girls Talk

はい、デイヴ・エドモンズで『Girls Talk』聴いてもらいましたけど。
健 かっこい~。
木 この『Girls Talk』。実はこの演奏している人たちは、デイヴ・エドモンズ名義でありながら、ロックパイルでありまして。
ニック・ロウの組んでる。
ニック・ロウもいるという。でこのエルヴィス・コステロは、ニック・ロウがプロデュースをしていた。初期のころね。で、そこらへんでこのデイヴ・エドモンズも非常につながっていると。
健 なるほどね。ハイファイステレオマジック一押しのパブロック三達。デイヴ・エドモンズニック・ロウエルヴィス・コステロ
木 ついでに(聞き取れず)。
嶺 私たちはパブロックを推薦します。
健 私の友達は、デイヴ・エドモンズのこの声は「砂肝のような声」っつってて、
秀木 爆笑
健 どんな声かわかんなかったんだけど(笑)コンサート良かったんですよ。デイヴ・エドモンズの。ロックパイルって、知らない人もいると思いますけど、パブロックの有名なバンドでね。写真見ると、ビール飲みすぎて腹がデーンと出てるんだ、デイヴ・エドモンズの。で、私の見た、本物のデイヴ・エドモンズ。レポートね。ステージに出てきた瞬間、腹が全然ない!痩せてる。しかもリーゼントが似合ってね、格好よかったんだよ。嶺川が見たら「私もうついてっちゃうわ」って。
嶺 もうデイヴ・エドモンズにまた、変えるとか(笑)
健 様付け。
嶺 「デイヴ様」(笑)
木 ちなみにストレイ・キャッツのプロデューサーでもあったわけですよね、デイヴはね。
健 それは大きい。40になっても走り続けるロッケンロール親父ですね。
ロッケンロール一筋。
嶺 やっぱりロックはオヤジになってからですね。
健 「L⇔R、まだまだ甘いな」って感じがしますけど(笑)
秀 あと20年ですね。
健 というわけで、またおハガキを読みたいと思います。これはですね、「ピアノ星人より」(笑)「ピアノ星人アワー リクエスト地獄その1 鷹取さんパンチの次アフロに挑戦の巻」だって(笑)
秀 爆笑
木 なんなんだよ、それはよ(笑)
健 「Hello、L⇔Rの皆様!今テスト中なんですが」あーなるほどね、今テスト真っ最中ということで。「私って勉強の時でも何でも、絶対に音楽とかかけちゃうんですよ」。私もそうですけど。「それで今日は『勉強中のBGMについて気付いたことをまとめよう』のコーナーです。では行ってみよう。不適当であるBGMワースト3。ジャジャーン、3位L⇔R。聴き入ってしまう、歌ってしまう。もう勉強どころではない。危険度7。2位、オールディーズ。ドリーミー系だと特にうっとりして眠ってしまうので要注意。さらに両親が喜んで、乱入してきてしまう。危険度8」(笑)
秀木 爆笑
健 勉強の邪魔しちゃうの。「あっ、お母さんこの曲知ってるわよ」みたいな。
秀 「昔コニーって呼ばれてたのよ」系の話。
健 「1位、L⇔Rのラジオテープ。笑ってしまうわ、歌ってしまうわ、オールディーズもガンガンかかるわでもう最悪。でも深夜に1人で勉強していると、寂しくなってきたときなんかに聴くとホッとして良い。が、この場合勉強にならないことを覚悟しなければならない」というわけで。「番外編で、赤点を取ってしまったときはボブ・ディランの『くよくよするなよ』なんてのはどうでしょうか。ではまたお会いしましょう。さようなら」
秀木 爆笑
健 バカ野郎、面白いな(笑)なかなか勉強のときのBGMもこういうのいいなあって感じがしますけど。
 というわけで、ピアノ星人アワーで輝かしくもBGMにするには不適当な、3位に輝いたL⇔Rの曲を次に行ってみたいと思うんですが。リクエストが来てます。
秀 はい、これは目黒区の「夢見てばかりのリアリスト」さんからいただきました。L⇔Rで『WHAT“P”SEZ?』

L⇔R/WHAT“P”SEZ?

秀 「夢見てばかりのリアリスト」さんからのリクエストで、L⇔Rで『WHAT“P”SEZ?』を聴いてもらいました。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

嶺川貴子の小鳥のお部屋。

嶺 はい、こんばんは。小鳥のお部屋の時間がやってまいりました。
健 やってきましたね、はい。
嶺 うん。L⇔R内ではこうやって風邪が流行っていますが、一足先に、先取りの私は、風邪も先取りしてもう、
健 さすがにクリスタルな学校に通ってただけありますね。
秀 時代を先取りしてますね。
健 流行最先端。
嶺 私ってクリスタルな感じでしょうかね(笑)
健 なんだかよくわかんないですけどね(笑)
秀 「キラリラリーン♪」みたいな。
健 「キラリラリーン♪」(笑)音階付き。
嶺 そうそう、それでね、休みなんかもう元気いっぱいだったんで、お久しぶりに、
健秀 いいなあ(笑)
嶺 ごめんねえ、棒で叩かないで!平手打ちはやめて!ピシピシと!
健 棒買ってこようかなあ…。
嶺 それで映画とか観に行ったりしてね、最近は。良かったんだよ、『オルランド』っていう。ヴァージニア・ウルフっていう作家がいるんですよ。
健 ヴァージニア・スリム?
嶺 ううん、ヴァージニア・ウルフ
秀木 うまいな~。
健 ししゃもに次ぐ第2弾。どうぞ、続けてください(笑)
嶺 そう、それはけっこう不思議なお話で。4世紀ぐらいにわたり、女の人が自分の自伝を書いていくという話だったんだけど。それがグーだったんですよ。美しい映像と美しい音楽と美しい主演の方を観に、みんなで行ってください!
健 なるほどね。嶺川貴子おすすめ。
嶺 おすすめの映画。近況はそんなところで。
 で、今日ご紹介するのは、インポッシブルズ。
健 インポッ↑シブルズ!
嶺 (笑)発音はそんな感じで。
健 全然発音よくねえ(笑)大阪風な読み方してしまいました。
嶺 結局小鳥のお部屋、気分次第でハマラジのハイファイステレオマジックになってからはかけますとか言った癖して、選んでくるのは女の子ものばかり(笑)、結局そういうことになってしまいました。
健 まあいいんじゃないでしょうかね。
嶺 まあいいですね?でね、このインポッシブルズっていうバンドはですね。女の子2人でやってて。どうも歳が若いらしいんだよね。
健 強烈に若い。14歳、17歳とか。
木 ジャリい!
健 ジャリい(笑)
嶺 でもジャケット見ると、そんな感じはしないけどね。イギリスなのかな。(聞き取れず)って感じで。インディーズ系なんですよ、要するに。あんまりLPとかちゃんと出てない。私が持ってるだけでも2枚くらいなので、でも2枚とも良いんで、見つけたら聴いてみるといいんじゃないかな。
健 詳しいことは分からないと。
嶺 そう、謎。
健 「聴いてください」って。
嶺 そう、小鳥のお部屋らしく(笑)、謎が多い人たちを紹介します。でもこれもきっと、小鳥のお部屋ファンなら気に入ってくれるのではないかという1曲でございますので、聴いてみましょうか。
では、紹介になっているかよくわかんないけど、
健 一度でいいからさ、嶺川紹介のとき、「インパッ↑シブルズです」とか言ってみない?
嶺 (笑)わかったわよっ!インポッ↑シブルズで、『How Do You Do It』

♪The Impossibles/How Do You Do It

嶺 聴いてもらったのは、インポッ↑シブルズで『How Do You Do It』でした。See you next week、バイバイ。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

健 リクエス
健木 コーナー!!
嶺 チャッチャラチャラララ、チャッチャッ、ポウ♪(笑点のテーマ)
健 というわけで、皆さんから(聞き取れず)いただいた
おハガキの中から、リクエストに応えていきたいと思いますが。これは群馬県のクロサワアキコさんからいただきました。「こんばんは。群馬の黒沢姉妹です」って、わかんねえよ(笑)聴いてる人は!
秀 こんばんは。
健 「今日は私、姉のアキコが、妹チハルの弱点をこっそりお教えしましょう。それはメガネです。つまりメガネをかけた男の人に弱いのです。それもスポーツが苦手そうな人ほど、ぼーっとしてそうな人ほど、それでいて頭の良さそうな人ほどすぐ惚れてしまうのです。そんな病気を持った妹と、私は先日いつものようにエドサリヴァンショーを観ていました」。いつものようにエドサリヴァンショーを観ているっていう、なかなかいいですね。サザエさん化してますね。「その日は、バディ・ホリーの貴重な映像がオンエアされたのですが、バディ・ホリーが歌い終わった途端、それまでものも言わずに画面を見つめていた妹が、くるっと私のほうを向き、目を潤ませて、『お姉ちゃん、私バディ・ホリーと結婚する』そりゃあ私だってバディ・ホリーは好きだし、かっこいいと思うし、あんな人が弟になるとしたら、すごく嬉しい」(笑)
秀木 爆笑
秀 お前おかしいだろ(爆笑)
バディ・ホリーを弟に持つ姉(笑)「しかし妹よ、相手は君が生まれる前にもう死んでいるのだぞ。『だってもう決めたもん』って、そんな背景にお花でも咲きそうなドリーミーな顔で言わないで」。
木 爆笑
健 「でも、サンダーバードのブレインズと結婚するっていうよりはまだマシかな」ということなんだけど。
秀 うん。
健 メガネをかけた人に弱い。でもバディ・ホリーが弟だったらいいですね。毎日、『Oh Boy!』かなんかちゃぶ台で歌われる気がしますけど。
秀木 爆笑
健 というわけで、じゃあ黒沢姉妹!眼鏡をかけた人に弱いあなたにリクエストをお送りしちゃいましょう。これはエルヴィス・コステロ!この番組でも一押しの人ですけど、この人も黒縁メガネでですね、非常にパワフルなんですけどね、これも妹さんがきっと一目惚れしちゃうんじゃないかなと思います。
嶺 でも横山やすしって言われたらどうする?
健 (遮って)はいっ(笑)
秀木 (笑)
健 というわけで似てるかもしれないけど、やすしさん復帰を願ってます、私はファンですから。それでは聴いてください、これはですね江東区のグンジカツコさんからのリクエストを聴いてください。エルヴィス・コステロで『Everyday I Write The Book』

Elvis Costello/Everyday I Write The Book

エルヴィス・コステロで『Everyday I Write The Book』を聴いていただきましたけどね、リクエストくれた方、これはライブのたびに体の具合が悪くなるということなんですけどね、まぁまぁ気を付けて下さい、グンジさん。
 というわけでおハガキ行ってみたいと思います、秀樹くん!
秀 はい!これはですね、from「L⇔Rをクレイジーにさせよう クレイジーガール」さんからいただきましたけど。「L⇔Rの謎解明係」という、なんか勝手に作ってきましたけど。「L⇔Rのラジオいつも楽しく聴かせてもらってますが、しかしL⇔Rの謎が増えました」。
木 ほう。
秀 「そこで今日はそれに答えてください。1、リスナーからのハガキを入れるというブルボンの缶の中身は、一体誰が消費するんですか。もしハガキがすごく増えたら、その人は糖尿病になっちゃうかもしれない。ああ可哀想」ということで。
健 なるほどね。誰かがブルボンの缶の中身を食べないと、缶が空かないということですね。そのブルボンの缶はですね、あなたの心の中にあります(笑)
秀木 爆笑
秀 うまいッ!
健 うまいでしょ?
秀 なるほどいいなあ。やりましたね先生!
健 これでまたハガキが倍増!みたいな(笑)
秀 「その2。きーちゃんはなぜあんなにまで奇妙なラジオネームが思いつくんですか。L⇔Rを辞めて『名付け親になってあげます』という人になった方が良いんじゃないでしょうか」。なんで思いつくんでしょう、木下先生。
木 なんでっていうよりねえ…。
健 「かに道楽」とかね、なんだっけ、「焼きハマグリ」とかね。
秀 「キムチ」ってのもありましたね。
嶺 食べれるものだね。
木 なんでって言われても困るんだけどさ。
健 なんかスパッとした系の、「キムチっ!」とか「(聞き取れず)っ!」とかさ、ああいう、なんていうの、スピード感のある言葉が一番なんか頭にあるんじゃないかな。
秀 スピード感のある言葉が(笑)
木 スピード感のある音が。うーん。
秀 江戸っ子だからってことでしょ?
健 だから、あんまりきーちゃん「マシュマロ」とか言わないでしょ?
秀 あ、言わないよね。
健 「マシュマロ食いてーな」とかさ。
秀 言ってもらおうかな。言ってもらいたくなっちゃったな。
健 パリっぽい感じがしないでしょ、この人。
秀 ああ、ねえ。
木 苦笑
嶺 言ってごらん?「ショコラ」とか「マシュマロ」って。
木 …マシュマロ。
健秀 爆笑
木 おめえら!おめえら!おめえら!
秀 きーちゃん「ショコラ」って言って「ショコラ」。
木 …ショコラ。
健秀 爆笑
健 「銀タラ」とかは。
木 え?銀タrrrラッッ
健秀 爆笑
健 ほーらやっぱりそっちのほうが似合うんだよ(笑)
嶺 「クロワッサン」とか…。
木 おめえら俺を晒しモンにして喜んでんなチクショウ!!
健秀 爆笑
木 なんてメンバーだ全く!
健 やっぱり、江戸っ子っぽいね。シャキシャキッとした「銀シャrrリッッ」とか、そういう男っぽいのが。なんだっけ、あの、「なんとかスフレ」とかあるじゃん、ケーキの名前。
木 お前あんましよく知らねえんじゃねえか(笑)
健 よく知らないけど。あんまりきーちゃんがさ、女の子に「なんとか堂のショコラ食べたいな」とか言うの、想像できないよね。「いいんだケーキなんか何だってェ、そこの一皿くれたら」とか言いそうだからね。
木 ちなみに私はさっきも言ってたんですけど、ナタデココという食べ物がアワビに似てるのではと。
健秀 爆笑
木 コリコリしてるって話を聞いたんで。
健 さっき番組始めるときに「ナタデココっていったい何なんだ?」っていうから、なんだっけ、寒天で固めた…
イカっぽいんだよ、歯触りが。
健 最近流行ってる食いもんだよね。なんか「アワビみてえなもんなのか」って(笑)
木 そこで桃がね、訥々と俺に説明してんだけど、俺があんまり分かんないから、嫌んなって説明やめてやがんだ、あいつは。
健 途中で(笑)
木 なんて酷え奴なんだ!
嶺 だから、「ココナッツミルクにナタデココ入ってると美味しいなあ」って説明してあげてたのに。
健 やっぱりですね、きーちゃんはチャキチャキの江戸っ子ですから、あんまりそういうモワモワした言葉は似合わないという。まあ、それが日常にあるから名付けがシャキっとして、面白いんじゃないかと思うんですけど。
秀 そうですね。
健 どうなんでしょうか。
木 そういうことにしときましょう。
秀 「その3。秀樹さんは『豚汁は6割くらい豆腐が入っている』って言ってたけど、どこで調べたんですか」。はっきり言って調べてません、私(笑)頭の中のイメージですね、これは。「今まで私が食べた豚汁の中に入ってたか、入ってないか」みたいな。そんなもんです。
健 豚汁ってあんまり注文しないよね。
秀 ね。
健 レストランにないもんね、あんまり。
木 (笑)豚汁ねえ。
健 最近、ハマラジにはあそこに、自動販売機ができたけどさ、カップで豚汁とか出てこないもんね(笑)
秀木 (笑)
秀 打ち合わせのときとか、「なんか飲み物いいですか」つって豚汁(笑)あったらすごいです。
スープヌードルとか、ああいう自動販売機やりゃあいいのになあと思ってるんですけど。
 というわけで、L⇔Rのリクエストもあなたの心の中のブルボンの缶に、いっぱい来てるんで。次、リクエストをちょっと。
嶺 ジャン・フィリップ・デローム絵ハガキで。ペンネーム「マミエ・ケーリエ」さん。
健 キレリエさん?
嶺 ケーリエさん。自分の名前なのに(笑)
健 私と木下は絶対読めない。
嶺 失礼しました。マミエさんからです。「L⇔Rの皆さんこんばんは。『ジャケット買いで大当たり~!』」ということで、ニルソンのLPをフリーマーケットで800円で購入したらしいんですけど。それで健面の『Puppy Song』という曲がね、すっごい好きなんだけれども、
健 残念ながらこれがなくてですね、代わりといっちゃなんですけど、ニルソンの『Without You』という曲を聴いてください。

♪Nilsson/Without You

嶺 東京の「マミエ・ケーリエ」さんからのリクエストで、ニルソンの『Without You』を聴いていただき
ました。
健 まあ『Puppy Song』もいいですけどね。うちにはあるんですけどね。
嶺 今度かけたいですね。
健 さっきナタデココの話で盛り上がってましたけど(笑)、それはいいとして、L⇔Rのリクエストが来てますんでですね。
木 はい。行ってみましょうか。これはですね、横浜市保土ケ谷区の「クーベルチン」さんでいいのかな。あと、藤沢市のシバケイコさん。それと、これはどこだ、横浜市港南区の「チョン田チョン平」さん。
健秀 (笑)
木 …からのリクエストで、L⇔Rの『Lazy Girl』が来てるんですけど。これを、じゃあ聴いてもらおうかな、皆さん。L⇔Rで、『Lazy Girl』でした。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic。この番組ではみなさんからのお便り、リクエストを募集しています。宛先は、郵便番号220-81、横浜ランドマークタワーハマラジL⇔Rハイファイステレオマジックの係までお待ちしています。

木 はい、というわけでですね!ついに復活しました!!木下裕晴ユーロビート地獄!
健 復活しましたねえ。熱い声援がブルボンの缶にいっぱい来てましたよ。
木 おかげさまで、「復活させろ」というおハガキもいただきまして、ついに復活ということになったんですけど。やるかどうか迷ってたんだ俺、昨日の晩まで!
健 なんで?なんで?(笑)
木 いや、いくらなんでもさ、やっぱりL⇔Rのような品のあるバンドはですね、
健 爆笑
木 オールディーズに徹するんじゃねえかとかですね、
健 なるほどね。でもユーロビートってのはね、なかなかないですよ。ガンガンかかる番組は。
木 まずですね、ミュージシャンじゃ嫌われるんです、こういう音楽やってる人っていうのは。
健 やっぱり石田ぐらいかな。
木 石田くらいなんだ、好きなのは。ほんとに。
スパイラルライフの。
木 ほんとに、「なんでこんなに人気がないんだろう、ミュージシャンに」っていうぐらいで、ストック・エイトキン・ウォーターマン関係。人気ないんですよ。というわけで唯一、このまま良い曲がいっぱいあるのに、捨てちゃいけないと、思った私は、復活させようと思ってる。
健 でもやっぱり俺は思うよ。こうやって横浜近辺でハマラジを聴きながらドライビングでクルージングしてるあなた。思わずアクセルがユーロビートのリズムに乗ってふかしてるあなた。やっぱりそういう瞬間があるよきっと。ノッちゃう、つい。「なんだろう、これは」って。
木 うんうん。そうなんですよ。だから、これはぜひやろうと思ったわけ。で、今に至ると。
健 続けてくださいよ、ぜひ。その姿勢で。
木 そうかよ!?そう言われちゃったら続けちゃわないわけにいかないな、これは!
健 先生がいないとユーロビートの未来はないですよ!
木 ないんですよ、ほんとに!世の中がハウスだなんだといってね、そういう時代になってしまいましたけど、
健 ゴキブリじゃねえんだからなあ(笑)
秀 なんだかよくわかんねえよ(笑)
木 特にこれは僕と同い年くらいの人がね、聴くには非常に懐かしいと言って喜んで聴いてくれるような曲を、いっぱいかけようと思ってるんですけど。
健 いいですね。
木 とりあえず手っ取り早く、まず今週。リクエストもあったんですけどね、リック・アストレーを。
健 あ、Never gonna give you up♪(裏声)
秀 爆笑
木 そうです。よく知ってます。隠れユーロビート黒沢健一
秀 一瞬技が上手いですね、先生流石に。
健 エイベックストラックス黒沢と呼んでください。
木 というわけで今週は、マンデーステレオマジックの時代にもリクエストでかけたんですけど、実はユーロビートはいわゆる「チャカチャカチャカチャカチャッチャッチャー!!」みたいなやつしかないんじゃないかと、
健秀 爆笑
木 思ってるそこのあなた!!実はこのストック・エイトキン・ウォーターマン、こういう曲も書いてるという、リック・アストレーの名曲を聴いてもらいたいと思います。それでは曲のほう行ってみたいと思います、リック・アストレーで『Strong Man』!

Rick Astley/(It Would Take A) Strong Strong Man

木下裕晴ユーロビート地獄、今週はリック・アストレーの『Strong Man』を聴いてもらいましたけど。いい曲なんだよ、これが。
秀 これはいい。
木 でしょ?
健 また来週も、来週じゃない、
木 次回。次回もお楽しみに。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

L⇔R/PUMPING '92

健 あっという間に1時間、楽しい時間が過ぎてしまいましたけど、
私はちょっと風邪気味で、申し訳ないです。ほんと早く治んねえかな、風邪が。
秀 ねっ。
健 東京来てから初めて内科の医者に行ったんだけどさ、そこのお医者さんの先生がけっこう親切なんだけど、俺保険証が国民健康保険で。「なんで社会保険じゃないんですか」って言うんだよ(笑)それでさ、「いやあのー、今年から社会保険になる予定なんで」「すいませんね、別にあのそういうアレじゃないんですけど、お一人暮らしなんですか」「いや違うんですけど」「あっ、ご兄弟で住んでらっしゃるんですか」「ああ、まあそうなんです」「お食事作られたりするんですか」「ああ、たまに」とか言うとさ、「なんか俺のこと詳しく訊くな先生、ホモなんじゃねえか」って。
秀木 (笑)
木 要するに何者か知りたいわけだ。
健 そうそう、で、嶺川も言ってたじゃん、なんだっけアレ。
嶺 職業欄とかを書かなきゃいけないときとか、お医者さんとか行ったりするときとかね。
健 そうそう、あと入国するときとか。俺ロサンゼルス行くとき、税関のとき「仕事は何やってんですか」「ミュージックパブリッシャー」ってもういい加減…。
木 んなこと言ってたのお前(笑)
健 「ミュージシャン」とか言ったら、入れてくんなかったらどうしようとか思っちゃって。どう書いてるかって話になったんだよね。で、嶺川はなんだっけ。
嶺 私図書館行く時とかね、カード作るのに職業「音楽制作」とか…。
健 なるほどね(笑)
木 爆笑
秀 「嶺川貴子、音楽制作」!
嶺 (笑)だってぇー。
健 きーちゃんとか、何書いてんの職業欄に。
木 え?「自由業」。
嶺 あー。
健 あ、自由業っていう手があるか。で、「ホワットカインドオブ自由業」っていわれたときどうする?
木 いやいや、
秀 ホワットカインドオブ自由業(爆笑)言われねーよそんなこと!
健 なんていうかほら、あるじゃない。まあいいです(笑)その話はまた来週に持ち越しということで。今週はそういうわけで、ハガキ待ってますんで、リクエスト、お便り、宛先をぜひ。
嶺 はい、郵便番号220-81、横浜ランドマークタワーハマラジL⇔Rハイファイステレオマジックの「おハガキいっぱいいっぱいちょうだいね」の係までです。
健 ハガキは全部読んでますんで。
 それではまた来週もお会いしましょう。お相手はL⇔R黒沢健一と、
黒沢秀樹
木下裕晴
嶺 ブルボン嶺川貴子
健 はい(笑)、それではみなさん、
全員 また来週!