けがにの日記

ライブレポを書きたい。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic #6 (1993.11.19) 文字起こし

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

健 いやあ、寒くなってまいりましたね。
木 いやあ、寒い寒い。
健 寒い寒い(笑)今日もランドマークタワーに、私たち4人はレコード袋を抱えて、背中を丸めて、やってまいりましたけど。皆さんこたつかなんかで、ごゆるりと聴いていただけると嬉しいと思います。L⇔R黒沢健一です。
黒沢秀樹です。
木下裕晴です。
嶺川貴子です。
健 というわけで、なんかこう、私最近前説が上手くなってきまして。
木 上手いね。
秀 上手いですね。
健 でしょ?最近前説に凝ってんだよ。……別に凝ってるってわけじゃないんだけど。
木 (笑)そうだったんだ。
健 この前俺、きーちゃんからさ、お笑いウルトラクイズのビデオ借りたじゃない。
木 うん。
健 あ、お笑いウルトラクイズじゃねえや。なんだっけ、ビートたけしさんの。あれだっけなあ。あ、違うか、とんねるずの番組かなんか、わかんないけどさ、なんかの決勝に負けたら、定岡さんっていう元野球選手が、とんねるずの武道館コンサートの前説をするっていう。
木 あー、はいはいはい。
健 そういう企画があったんだよ。でさあ、ライブの前に司会者が出てきてさ、前説ってのはなかなか、けっこう恥ずかしいなと思ったらさ、やっぱり番組のテロップで、「とってもこれは恥ずかしいもんだ」って書いてあって。やっぱりこれは、俺も最近ライブやるじゃない。で、出ていきなりさ、「どうもこんばんは、L⇔Rです」って歌ってるからまだいいけど、俺前説やるようになったらどうなんだろうって想像したら怖くなっちゃって。
木 (笑)
健 やっぱプロとしてはここまでできなくちゃいけないのかなと。
木 前説まで。
健 最近そういうことを考えてるんですけど。そんなこと考えてんの私だけだろうと思いますけど。
 というわけで皆さん、風邪などひいてませんか?
木 ひいてます。
健 ひいてますか(笑)2週続くってのが定例みたいですね。
木 今年のは長いらしいんだよ。
健 なんかまた辛子とか食ってんの?相変わらず?
木 うん。
健 カレー粉は食ってない?
木 カレーはやめた。
健 カレーはやめた(笑)
秀 そば屋のカレーなら食えんじゃないの?
木 そば屋のカレーは……なるほど、そういうのはちょっと、おお……!
健秀 爆笑
木 そうか……!
健 そうなんだよ、先週に引き続き俺はね、突っ込みたいの。国境を超えない辛さは君は大丈夫なんだ。
木 なるほど。
健 気の持ちようじゃない。だって浅草のからしせんべいとか、ああいうの食えないの。
木 あれはね、さすがにちょっといくらなんでも食えない。辛い。
健 というわけでリスナーの皆さん。
木 リスナー!
健 きーちゃんに、国境を越えるか越えないかの辛さの、「こういう辛いもんだったらあなたは食べられる」という、そういうのをお待ちしてます。
秀 微妙な和洋折衷料理とか。「どっちなんだ、これは」みたいな。
カニカマとか。しかもそれにマヨネーズがついてるみたいな(笑)
木 中華料理にレバニラ炒め。
健 (笑)なんだかよくわかんないですね。そういうの、送っていただけると、と思います。
 それじゃあまず1曲目は、この寒い中、寒いときに聴くとスカッとしてけっこう気持ちがいいという。
木 はい。
健 これはもう、非常に俺は最近聴きたいなと思ってました。これはエルヴィス・コステロのファーストアルバムで、バックバンドも務めているという、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース、こんなマニアックな話は誰も知らない、聴きたくないんだろうけど(笑)、その人たちの曲で、『Believe In Love』を聴いてみたいと思いまーす。

♪Huey Lewis & The News/Do You Believe In Love

健 今日の1曲目は、ヒューイ・ルイス&ザ・ニュースで『Do You Believe In Love』を聴いていただきました。さて、次の曲は。
木 はい、次の曲は、ゲイリー・ルイス&プレイボーイズの曲を聴いてください。『Everybody Loves A Clown』。

♪Gary Lewis & The Playboys/Everybody Loves A Clown

木 ゲイリー・ルイス&ザ・プレイボーイズで『Everybody Loves A Clown』を聴いてもらいました。
健 いやあ、2曲ともいきなり目の前がパッと明るくなったような、「箱を開けたら中に大トロが」みたいな(笑)
木 おお。
健 そういう感じがしますけどね。しかし、ヒューイ・ルイス&ニュース。俺はこのバンドについては、一つだけ言いたいことがあって。このヒューイ・ルイスっつう人はアメリカで、非常にブ男だって言われている。俺はこれがよくわからなくてだな。ジャケットの写真とか、ライブとかを観ると、キンクスのレイ・デイヴィスさんに似てるという。まあそういう言い方もできますけど。
秀 (苦笑)
健 なかなか僕は、決して二枚目とは言えないんだけども、なんか……味のある顔をしているなと。日本だったら俳優さんかなんかで、やってそうな顔してるんですけどね。でも非常に、「ブ男だ、ブ男だ」って、アメリカではさんざん言われてるらしくて、やっぱり人種の中で、その男の顔の問題ってのは結構、大きいなあと思って。なるほどね、白人の人達の中では、あんまりこういう顔はウケないのかなと思っちゃったんですけどね。……でね、ブライアン・ペックっていう、L⇔Rで歌詞を書いてくれてる外人さんがいるんですけど、その人と話してて。やっぱりスティングみたいな顔っていうのは、アメリカで二枚目と言われているらしい。
秀嶺 ほおー。
健 まあ、スティングはわかるんだけどね、それは。だけど俺は、ヒューイ・ルイスが味のある顔とも言われないでっていうのは、ブ男って言われるっていうのは。
木 いまいちわかんないな、それは。
健 あとさ、女の人で、シーナ・イーストンっていうのはね、「ワーストドレッサー賞」ってのをもらっちゃうくらい、あまり人気ないらしいんだけどね。
木 ほう。
秀嶺 へえー……。
健 でもね、俺ヒューイ・ルイス&ニュースのライブ観て、ブルース・スプリングスティーン観てさ、スプリングスティーンが二枚目で、ヒューイ・ルイスがダメっていうのが、なんかよくわからないんですよね。まあ私はこの『Believe In Love』は、Back To 80'sって感じで、非常に好きなんですけどね。2曲目のゲイリー・ルイス&プレイボーイズ、これもなかなか爽やかで、いいんじゃないかなと思いますけれども。さてそれじゃあおハガキ行ってみたいと思います。三重県伊勢市の「泣けまっせミトン」から。なあに言ってんだよ(笑)「最近の報告」ということで。「このくそ忙しい大事な時期に、L⇔Rコピーバンドならず、口バンドを結成しました」。
健木 (笑)
健 「楽器ができないので、ボーカルはもちろん、ギターもベースもキーボードも口でやってしまうという、単純極まりない私の思い付きで始めました。はっきり言って間抜けすぎて面白いです。バンド名は『口車』」。
健木 (笑)
健 なるほどね。
秀 「みんな乗ってけ!」って、こう……。
健秀 「口車に乗ってけ!」(笑)
秀 いいねえ。上手いッ!
健 「ミトン」、上手い!
嶺 ほー……。
健 これはバンドのステッカーを作ってだな、「みんな私の口車に乗らないかい」って。
秀 「Keep On Rockin'」とかね。「Ride On 口車」。
健 「Ride On 口車」いいねえ。
嶺 「ミトン」さんすごいねえ。
健 「メンバーは今のところ4人で、今度音楽室でレコーディングする予定です」。
木 爆笑
健 しょうがねえな!(笑)どうやってレコーディングすんのかなあ。「これって犯罪ですか」。いや、犯罪だとは思わないんだけどな。これ、でもニュー・ドゥーワップとしては。
木 そう、がんばればあれだよ、フォーティーン・カラット・オブ……なんだっけ。
健 フォーティーン・カラット・オブ・ソウル!
木 ……になれるかもしんない。
健 なるほどね。目指せマントラマンハッタン・トランスファー
木嶺 うん。
健 でも、俺らの曲でねえ、こう口車できるっつうのも、なかなかこれ……テープを送ってくれ、頼むから!これ一回音楽室でレコーディングしたのとな、メンバーのアーティスト写真とかな、カセットテープを送る!
秀 ちゃんとプレスキット作って(笑)
健 プレスキット作る。
秀 プロモーションして(笑)
健 プロモーションですね(笑)
嶺 思い出しちゃった、私小学校のときにシャネルズの真似をして(笑)、友達とやってた。
健 Run Away♪
健木 Run Away♪
健 ……って絶対音が外れてる系のやつ(笑)
嶺 お楽しみ会で。
健 なるほどね。
 というわけで次の曲行ってみたいと思いますが。次の曲、貴子ちゃんの選曲で。
嶺 ああ、そうだわ。では私の大好きな、かっこ悪いNRBQで、かっこいい曲を聴いてください。『Flat Foot Flewzy』

NRBQ/Flat Foot Flewzy

嶺 うーん、気持ちいい。NRBQで、『Flat Foot Flewzy』でした。
健 なかなかかっこいいですね。
嶺 そうですね。ちょっと長かったね、ソロがね。
健 かっこ悪いNRBQというわけですけど。嶺川さんに質問が来てます。千葉県のヨシダマユミさんから。いろんな質問が書いてあるんですが、「その2、クラスメイト(男)は、貴子ちゃんの大ファンで、『貴子好みの男になるぜ』と、『女を口説くパーティージョーク』という本を買って勉強中です」。
秀木 爆笑
嶺 苦笑
健 「そこで、貴子ちゃんはどんな男の人が好きなのか教えてください」という。全国にいる男性嶺川貴子ファンに「私はこういう男が好きよ」という、なんかそういうアレを。
嶺 はぁ……どういう……。
NRBQ。なんだかよくわかんないけど(笑)
嶺 なんかねえ。……そうだねえ、ああいうなんか……。
健 有名人で例えて言うと。
嶺 例えて言うと……日替わりで、けっこうねえ……。
健 なるほどね。
嶺 変わったりするから。
健 定食のように。
嶺 うん、日替わり定食のように。誰だって言ってたっけ。
木 的場くん。
嶺 あ、そうそう。……でもね、的場くんはカッコいいと思うんですけど、男らしいなぁと。そう思ったりもするけれども、なんかあの、流行りものみたいですけど、『あすなろ白書』とか観ちゃうと、「ああ、あの掛居くんみたいな人はカッコいい」とか、思ったりするし。でもやっぱりセルジュ・ゲンズブールのような人が好きだったりとか、
木 ラモスも好きだったり。
嶺 あ、そう、ラモスが好きだったりとか、あ、でも「中山ってかっこいいね」ってきーちゃんに言ってみたりとか、そうですね、気が多いですね(苦笑)
木 要は許容範囲が広いと!
嶺 (笑)
健 なるほどね。まさにL⇔R的という。
木 うん、間口が広いと。
健 だから、『女を口説くパーティージョーク』を読んでる君!そこのリスナー!これももしかしたら役に立つかもしれない。
 しかしこれ、面白いんだけどさ。「女を口説くパーティージョーク」ってどんなこと書いてあんだ(笑)
木 知らん(笑)
健 どんなふうに口説くんだよ、みたいな。
嶺 でもたぶん、そういうことを言う人は、「ふふふっ」って言って私はどっかに行ってしまうかもしれませんねえ。
健 でもねえ、俺はだいたい予想するんだけども、「女を口説くパーティージョーク」みたいなジョークを嶺川にぶつけても、高級でわかんないと思います。
秀木 苦笑
健 「はぁ……そうですかぁ……」とか言って(笑)、わかんないような気がします。
嶺 私とテンポ、一緒に喋ってくれるような人がいいですね。
健 なるほどね。まずじゃあ、スローテンポで、3分で話せる内容を、2時間ぐらいで(笑)話せる、あなた。
秀木 爆笑
嶺 お待ちしてます。
健 とういことで、嶺川貴子の彼氏募集のコーナーになってしまいました。
 というわけで、じゃあ次ちょっと秀樹のおハガキを。
秀 はいはい。私宛におハガキが来てまして。船橋市のヤナギサチエさん。「プチプチくんのコーナーが戻ってきて嬉しいので、お願いしちゃおうかなのコーナー」。今日は私のコーナーないんですけどね、ちょっと紹介したいと思うんです。「最近、女の子の曲がいいなと思う今日このごろ。女の子の曲は声が高くてキレイで、可愛くて優しい感じがして聴いていて気持ちがいい。ということで、ヴァネッサ・パラディのポスターを眺め、コニー・フランシスを心の友としている秀樹くんに、アメリカの女の子が可愛かったと言っていた秀樹くんに、高校の頃そういう曲を聴きまくって学校に行かなかった秀樹くんに、なにかおすすめの女の子の曲をお願いします」(笑)「おまえー!」みたいなね。
健 ボロボロだよお前。
秀 めちゃくちゃ言われてますけど。
木 (聞き取れず)
秀 うるさいんだよ!
健 こいつはね、ドリーミーなものに弱いんだなぁ。
秀 弱いんだな、けっこう。
健 目がウルッとしてる感じっつうんですか?現実的じゃないですね、ちょっと。
秀 そうですか。
健 外人のコニー・フランシスさんとか、ヴァネッサ・パラディさんとか。
秀 心の友としてるわけじゃないですからね。
吉田拓郎じゃないんだ。
秀 「ドカーン」みたいな。
健 (笑)「ドカーン、ナントカですー」。
秀 今日はですね、たまたま持ってきたのが、すごくね、私らしくないかもしれないけど。
健 なるほど(笑)
カーラ・ボノフさんって女の人がいまして。この人俺すごく好きで、女の人のシンガーソングライターなんだけど。リンダ・ロンシュタットさんとか、あそこら辺の……いい曲だなぁと思うと、この人が全部書いてたりするってので、俺はすごく好きだったんですけどね。非常に地味な人なんですけど、気に入ってくれれば嬉しいんで、聴いてもらいたいと思います。カーラ・ボノフで、『Isn’t It Always Love』

♪Karla Bonoff/Isn’t It Always Love

秀 はい、気に入っていただけましたでしょうか。カーラ・ボノフで、『Isn’t It Always Love』 を聴いていただきました。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic。この番組ではみなさんからのお便り、リクエストを募集しています。宛先は、郵便番号220-81、横浜ランドマークタワーハマラジL⇔Rハイファイステレオマジックの係までお待ちしています。L⇔R Hi-fi Stereo Magic。

木 はいっ、というわけで!(大声)すげえな、エコーがかかってる!
健 すげえエコーだな(笑)ラジオのスピーカー、割れるんじゃねえか(笑)
木 というわけで。木下裕晴ユーロビート地獄!ということなんですけれども。
健 今週も来ましたね。
木 これまずハガキが来てるんで、読みたいと思います。「世の中には、やっていいこととおかしいことがあるのを知ってますか?ついにユーロビート地獄がレギュラーになってしまいましたね。なんでも、今ユーロビートセーター販促促進組合を作ろうと企てているそうじゃないですか」。結局始めた途端こういう路線に持ってかれてしまう私のコーナー。
健 なるほど。
木 で、この人には5つ上の年上のいとこがいてね、ユーロビートのCDを何十枚も持っているという。スパイラルライフのIくんもびっくり!
健秀 (笑)
健 でも最近ミュージシャン内で「ユーロビートを見直そう運動」つうんですか?「米を捨てないように」と同じような。
木 誰も捨ててねえよ、こrrら(笑)
秀 気にしてるらしいですからね。
健 やっぱり木下さんがですね、こういうの、ラジオ番組でガンガン推進してるんで、「実は俺もユーロビートが……」って言う人が……。
木 ブースの外にも多いんです、実は。「実は聴いてた」という人もかなりいまして。やっぱり、今日かけるのはまた、いわゆるストック・エイトキン・ウォーターマンという、この人たちの関係の人なんですけどね。要するにこの人たちのやってたことってのは、ディスコミュージックに終わらず、80年代ポップスとして確立された!
健 なるほど(笑)
秀 手が出ましたね今、先生!
木 やっぱり右手を挙げて私は喋ってしまうという。聴いてる人は全然わかんないけど。
健 だんだん堅くなってきましたね、話が。
木 ね。で、話を、あまりに曲が(聞き取れず)なんで(笑)
健 私思いましたけど、台本に書いてある「ビクターVDP」って、このナンバーからして軽そうですね(笑)
木 なるほど(笑)というわけで、曲がほんとに今日は軽いんで、なるべく堅い話をしようと思って、こうやって話をしてるわけなんです。
健 でも、私は最近そのユーロビートのね、きーちゃんと話しててさ、なんだっけ、UWUじゃなくて……。
木 PWL?(笑)
健 PWL、これはレーベルなんですか?
木 そうなんです。これはストック・エイトキン・ウォーターマンさんという、この3人が、所属していた……自分たちで、だからね、あんまりに売れちゃって金持っちゃってしょうがないから、レコード会社ぶっ立てるわ、ビルぶっ建てるわで、しまいには貴子ちゃんの友達が、ウォーターマンの弟子になって鯉を飼ってるという。
嶺 今は戦車が好きで集めてるんだって。
木 というような、そういうレーベルから出てる曲なんですけど。で、今日かけるのはシニータという、これストック・エイトキン・ウォーターマン、わりと白人の女の子が多いんですけど、この子は黒人の女の子で、結構珍しいんですけど。まあ非常に大ヒットした曲なんで、聴いてください。それではシニータで『Toy Boy』。

♪Sinitta/Toy Boy

木下裕晴ユーロビート地獄、今週はシニータの『Toy Boy』をお送りいたしました。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

健 さてやってまいりました。
健木 リクエストコーナー!
秀 ということで、早速リクエスト行ってみたいと思います。これは千葉市の、ペンネーム「シンシア」さんからいただきました、ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ『Love So Fine』。

Roger Nichols & The Small Circle of Friends/Love So Fine

ペンネーム「シンシア」さんからのリクエストで、ロジャー・ニコルズ&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズで『Love So Fine』を聴いてもらいました。
健 いやあ、いいですね。
秀 うん!
健 なんかウキウキしてくるような、このね。最近アナログ盤が。
秀 出回ってますね。
健 (聞き取れず)したらしくてですね。「ロジャー・ニコルズのアナログ盤を持っているあなたはオシャレ」みたいな、そういう風潮がありますけど。私はちなみに、そういう人たちが持ってねえモノラルミックスのやつを探してるんで。
木 (笑)
健 持ってる人がいたら……。
秀 モノのオリジナル盤ですよね。
健 モノのオリジナル。ここがオシャレかオタクかの違いだと私は思います。まあどうでもいいんですけども(笑)、おハガキがまた来てるんで、ちょっと読みたいと思いますけども。
秀 はい!
健 これはですね……おなじみ「ピアノ星人」から来てますね。「あと、私の友人Tちゃんのほのぼのした話を聴いてください。Tちゃんが家でバナナを食べようと思ったんで取りに行ったら、バナナに名前が書いてあって食べられなかったそうです。Tちゃんには小学生の弟がいるそうで、『ともき』とかひらがなで書いてあったそうです。これがお父さんとかが書いてたら可笑しいなと思って、一人でウケていました。凄いきれいな字で、漢字で『健一』とか、バナナに書いてあったら面白いですね。じゃあ風邪に気を付けてくださいね」ってうるさいなっ。というわけですけどもね。しかしバナナに名前を書くってのは面白いですけど。ちなみにL⇔Rのスタッフで、南沢という人が、いらっしゃいまいて。
木 はい。
健 その人はなんていうの、兄弟が多いらしいんだな。どうも食欲旺盛だ。それで、冷蔵庫を開けるとだな、ポテトチップとか買ってきて、半分ぐらい食べて、しまっておくんだけど、どうしても妹や弟に食べられちゃう。で、ただ名前を書いといても食べられちゃうらしい。最初はね、名前を書いといても食べられなかったらしいんだけど。挙げ句の果てに食べられちゃうから、「絶対食うな」とか、最初書いてたんだけど、だんだんエスカレートしてきて、アイスクリームとかに、「食ったら殺す」とか(笑)
秀木 (笑)
秀 「Eat Or Die」みたいな。
健 そうそう(笑)お前はスミスか!みたいな。「食ったら殺す」「絶対許さねえ」。
嶺 そういう曲がありそう(笑)
健 なんか可笑しいよね、食器棚とかさ、自分の買ってきたもの、同い年ぐらいの、歳が離れてない兄弟がいっぱいいるとだな、やっぱり食品方向っていうかね、そういうのが広がる。「食ったら殺す」とか、「健一のバナナだ、これは」とか、食い物とその怨念がミクスチャーされた空間になりそうで(笑)、俺はけっこう怖いなと思いましたけど。
秀 (笑)
健 というわけで次、なんかおハガキありますか。
秀 はい、これはですね、「焼きハマグリ」さんから。「きーちゃん、水泳やってる?」ということなんですが。
健 「やってる?」
木 最近は行くペースが落ちてますね。
健 落ちてるね。
木 行く暇ねえんだもん。でもちゃんと行ってます。
秀 うん。「よっ!」ていきなり書いてあるんですけどね。「この前、友人Aに言われました。『歩き方ですぐわかる、遠くでも後ろからでもすぐ分かる』と。ふむふむと聴いていると、私がタラちゃんのような歩き方をしていると言っているのです。っていっても、歩いている時に音響効果が出ているわけではありません。18にもなってタラちゃん歩きなんて恥ずかしい、大きくなるまでにはワカメちゃん歩きになれるようがんばりまちゅ」ということなんですけど(笑)
健 なるほどね。
秀 「タラちゃん歩き」ってどういう歩き方……。
健 どういう歩き方なんだろうねぇ。
ちょっと今度テレビを見てみようかな。
木 スタスタ歩くんだよな。
嶺 そうだっけ。
木 わからん。
嶺 どういう歩き方だったんだろう。
秀 タラちゃん、きっとさあ、歩くときに音が出るんだよ。
木 そうそうそう。なんか音が出てたような気がする。
秀 「ピコンピコーン」とか(笑)
健 「ピコンピコーン」てのは、LAギアの中に水が入ってしまったって感じがある。
木 おおー。
秀 ああ、なんかそういう感じですね。
嶺 おしゃれな発言ですね。
健 ああ、なかなかそうですよ。(聞き取れず)と呼んで。なんだかよくわかんないですけど(笑)えー、さて、次のおハガキもまた来てますけどね。これは「L⇔R大好き少女」 さんからいただきました。「私は子供の頃お母さんに怒られたのが、必ず悪いことをした時に『押し入れに入れますよ』とか『お家に入れません』とか『食事抜きにするわよ』とか怒られますが、私の幼いころの怒られ文句は、『ガンジロウさんが連れに来るよ』でした」。
秀木 爆笑
秀 誰なんだそれは(笑)
健 「夜遅くまでテレビを観てて、『早く寝なさい』と言われても寝ない私にお母さんは、『ガンジロウさんが連れに来るよ』と言います。こんなふうにあらゆる場面で登場してくるガンジロウさんですが、別に親戚にそういう人がいるというわけでもない。昔、想像力が100%あった私は、むちゃくちゃ怖そうなおじさんを想像して超怖がってたんだけど、14歳になって、今考えてみると、何だかよく分からない」ということなんですけど。私もこのハガキを読んで、「L⇔R大好き少女」さんが、子供の頃ガンジロウさんというイメージを頭ん中に膨らませてたら、今日このハマラジに来る途中に、私はガンジロウさんに会った。いかにもガンジロウさんってオヤジがいたんだよ。電車ん中で。で、しかもなあ、外人の観光客さんがね、なかなか人の良さそうな人で、「Oh, Harajuku Beautiful!」とか、カップルでいたんだ。したらその目の前にガンジロウさんがいたんだよ!なんかわけのわかんねえセーター着ちゃってさあ。やー、もう100パーガンジー。その外人に向かってさ、「ヘエア!!」
秀 爆笑
健 なんか、いきなり怖がられちゃってんだよ。で、はるばるアメリカから来たその2人も、ビビっちゃってさ。まさにアレはガンジロウさん以外の何物でもない。
秀 面白いねこのコーナー。探そう。
健秀 「ガンジロウさんを探せ!」(爆笑)
健 私の近くのガンジロウさん。なかなかですね。赤いランプも点いたところで、次のリクエスト行きたいと思いますが。これはですね、「ガンジロウさんを探せ」のコーナーもあるね、これね。郵便番号253の方ですね、これ。まあいいや。これは、アカシジュンコちゃんから、リクエストいただきました。ビートルズで『Can't Buy Me Love』ということなんですけどもね。一筋縄じゃ行かないハイファイステレオマジック。まあビートルズのものもかけたいんだけれど。私はちょっと選んできたんだけれど、リボルバーっていうグループが、ジョンとポールが書いてビートルズがやらなかった曲があるんだけど、これも『Can't Buy Me Love』風で、非常にいいロックンロールナンバーがあるんで。その曲は……リクエスト、逃げたわけじゃないんだけれども、こういう風な変化球で答えるリクエストってのもいいんじゃないかな。
木 いいですね。
健 ちょっとテイスティーじゃないかなと。持ってきました。それじゃあ聴いてください、ジョン・レノンポール・マッカートニーの作曲したリボルバーってグループが歌ってる『One And One Is Two』。

♪Revolver/One And One Is Two

健 なかなか、リードボーカルジョン・レノンになりきって歌ってる。
木 なりきってますね。
健 けっこうこれ、俺は好きなんですけど。『One And One Is Two』を聴いていただきましたけど。『Can't Buy Me Love』の代わりということで、かけましたけど。さて、しばらくの間引っ張ってましたけど、新曲。
木 ね。1回かけたきりで。
健 まあ1回ね、ハマラジでもう3週間以上前ですかね、1回かけて反響を起こしといて、しばらくかけない。
木 何もそのことについて触れない。
健 触れない。
木 カーッ(笑)
健 なんかよくわかんないけど(笑)新曲があるのを忘れていたような。まあ、あれはやっぱり、このハマラジのハイファイステレオマジックが、番組始まった記念ということで、マスターテープをここに持ってきてかけたんですね。なんと11月19日を以って、あの新曲が解禁!ということで。
木 ほお。解禁ですか。
健 はい。
秀 鮎みたいですね。
健 鮎みたいですね。もう縄で……網で取ってねって感じですけど。なんだかよくわかんねーな(笑)
秀木 (笑)
健 おハガキもいっぱい来てまして。「あの新曲もういっぺん聴きたい」とか、この前途中でフェードアウトしてしまった、あれもプロモーション戦略のひとつというわけで。(笑)途中でね、まだそんな全曲聴かせないよという。今日はフルでかけたいと。リクエストがほらこんなに。
木 ほんとだ。
健 来てます。「うー、超感動」という方とか、 読んだ方も多いんですがね。「空飛ぶ円盤にレイジードッグが乗ったよ」さんとか、あとミツハシヤヨイさんとか、「最初に聴いてからめちゃくちゃ気に入ってしまった」という。ちなみに先ほども読みましたけど、「ピアノ星人」さんからのリクエストが来てるんですが、「フェードアウトしないでください。FMってこれだから嫌なの。フルコーラスで流してよ。流してくんなきゃ4人の家行って、勝手に台所入って開脚前転と倒立後転しちゃうからね。しかも水着で」。
秀 そんなことやられた日にはちょっと困りますね。
健 「何言ってんだか自分でもわからないけど、この熱いリクエストに応えないL⇔Rではなかろうよ」ということで。「なかろう」なので。
秀木 うん。
健 ほんとにたくさんリクエストありがとうございます。それじゃあL⇔Rの新曲を、やっと。
木 12月20日発売。
健 この曲を聴いてください。L⇔Rで『君と夏と僕のブルージーン』。

L⇔R/君と夏と僕のブルージー

健 12月20日発売、L⇔Rのニューシングル『君と夏と僕のブルージーン』を聴いていただきました。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

嶺川貴子の小鳥のお部屋。はい、こんばんは。嶺川貴子です。今日は一番最後に、なってしまいましたが、もうちょっとお楽しみくださいということで。この小鳥のお部屋なんですけど、この小鳥さんを、私は忘れていましたということで。バンブーという人を、今日はちょっとかけてみたいなと思うんですけれど。
健 うん。
嶺 知らないでしょ。
健 知らない。
嶺 竹っていう……違うんだけど、そうじゃないんですけど、その人はですね、私が好きなおじさま第1位として挙げられる、セルジュ・ゲンズブールの、最後の奥さんだった。
健 あっ、そうなんですね。
嶺 で、あんまり、結構ね、あの人の奥さんだったのに、最後一緒に住んでいて暮らしていたのに、一番影が薄いというか、あんまり存在感のない人なんですけど。まぁ一応、セルジュが曲を作ったりして、一枚だけアルバムを出しているんですね。でね、顔はけっこう、なんて言うんだろ、おばさんっていうか、体は小林麻美のようで、顔は篠ひろ子
健秀 (笑)
木 それすごい美人だ。わかりやすい(笑)
嶺 うん、ほんとにね、たぶんフランス人だったと思うんだけど、顔が篠ひろ子さんにそっくりなんですよ。
健 秀樹とか、椅子からずり落ちるほどウケなくていい(笑)
嶺 そんなにウケた?後ろに編み込む三つ編みが似合いそうな人なんですけど。まぁ結構激しい、この人も、運命をたどってまして。なんていうの、いろんな複雑な家庭環境で、クスリやっちゃったりとか。そういう悲しい……かわいそうな人なんですけれども。セルジュと出会って。
健 まだ生きてるの?
嶺 うん。この女の人は生きてますけど、今どうしてるのかなと思っています。で、まあかける曲は、『Lulu』といって、バンブーとセルジュ・ゲンズブールの間に生まれた、セルジュの最後の子ども、男の子なんですけど、その子のことを歌っているすっごく良い曲なので、聴いてみてください。私も大好きな曲です。まあこれくらいしか良い曲がないかな、とか言ったり(笑)しちゃったりするけど。バンブーも、ベビーボイスというか、けっこうロリータっぽいですけれども。じゃあ聴いてみてください、バンブーで『Lulu』。

♪Bambou/Lulu

嶺 港区の「山田プー」さんから「私がセルジュ・ゲンズブールナイトに行っていた」と。はい、行っていました。本当に行ってたんですよ。バンブーで『Lulu』を聴いていただきました。じゃあまた、小鳥のお部屋、来週ね。バイバイ、チャオ。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

健 はい、というわけで、あっという間にお別れの時間が来てしまいましたけど。
木 おう。
健 このバラエティーに富んだ内容。まあしかし、小鳥のお部屋で締めるってのはいいですね。
木 行くとこは行くで、引くとこは引くで。
健 (笑)なるほどね。まさにこれは。いろんな曲が今日かかりましたけどね。まさにア・ラ・……。
秀 モード。
健 カルト。
秀 プリンア・ラ・モードが頭に。
健 というわけで、ハガキもたくさん待ってます。もうほんとにね、だんだんハガキも増えてきて。おもしろいネタだったら率先して読んじゃう。ちなみに来てるハガキは、みんな全員で読んでますから。
秀 うん。
木 はい。
健 いろんな内容をね、別に番組で読まれるハガキじゃなくても、なんでもいいんでガンガン送ってください。というわけで、(聞き取れず)。
嶺 はい、お便り・リクエストの宛先は、郵便番号220-81、横浜ランドマークタワーハマラジL⇔Rハイファイステレオマジック、「おハガキいっぱいくださいね、待ってるよ」の係まで。
健 うん。というわけで最後、無視しようと思ってたんだけど無視できないハガキがあって。小田原市のオガワミナコさんからいただきました。これはね、俺答えられないからどうしようかと思ったんですが、「全然話は変わりますが、ポール・マッカートニーの曲で、『タララタラララ・タララララララ』という曲、ありますか」。
秀 (笑)
健 「曲名も分からないんですが、私の職場でBGMで流れている曲で、気になって仕方がないんです。では頑張ってください。ちなみに職場はランドマークプラザ内にある銀行です」ということなんですけど。
嶺 (笑)
健 これさあ、だって音符が書いてあるとかならまだしも、「タララララララ」。でも、ポール・マッカートニーファンの私は。
嶺 わかります。
木 解読した。
健 解読しました。これはたぶん、『今日の誓い』じゃないかな。
健木 『Things We Said Today』。
健 読みながら歌うとね、「タララーララララーラー、タラーララララー♪」とか。
木 ほおー。果たして正解かどうか。
健 正解かどうか、帰りちょっと銀行に寄ってですね、「何も用事がなくても寄ってください」って書いてあるんで(笑)
秀 「入ってないんだけど下ろしてくれませんか」みたいな。
健 入ってないんだけど(笑)いいですね、それ。
 というわけでまた来週もね、こういうハガキでもいいんで、ガンガン送ってくだされば。
木 待ってます。
健 それでは、今日のお相手はL⇔R黒沢健一と!
黒沢秀樹
木下裕晴
嶺 バッハハーイ、嶺川貴子でした。
健 それではみなさん、また!
全員 来週~!