けがにの日記

ライブレポを書きたい。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic #2 (1993.10.22) 文字起こし

L⇔R Hi-fi Stereo Magic
健 こんばんは、L⇔R黒沢健一です。
黒沢秀樹です。
木下裕晴です。
嶺川貴子です。
健 というわけでですね、今週も始まりました。先週ハマラジ開局記念、L⇔Rのライブやりましたよ。盛り上がりましたよ。300名か400名くらいしか入れなかったということで、応募がかなり来たらしくて。
木 (聞き取れず)を超してたっていうことなんで。ほとんどの方が外れてしまいましたけど。
健 残念ですね、来れなかった人。というわけで、いっぱいおハガキいただきまして、横浜市緑区のイズモシズコさんからいただきました。「10月17日ランドマークのライブ行きました。ほんとはハガキを出したのですが、当たらなかったんです。でもどうしても見たくて、ランドマークまで行っちゃいました。でも行ってもどうにもならなくて、ホールの前でチケットをもらってる人を羨ましそうに見ながら悲しんでいると、放送で、『只今より、L⇔Rのライブを先着20組40名様ご招待します』と流れ、希望の光が見えました。そして私は観れたんです」。
木 おー。
健 「やっぱり残り物には福がある。行ってみるだけありました」。
秀 来てみるもんだね。
健 しかしランドマークホール、盛り上がりましたね。支配人の人の、聞いたらさあ、
秀 支配人?
健 支配人だか何だかわかんないけどね。ホールの人に聞いたら、あのコンサート、ライブハウス?ランドマークホール?っていうのは、2万円とか3万円とかいうコンサートしかやらなくて、クラシックとかそういう専用のホールで、ロックコンサートやったのはL⇔Rが初めて。
木 しかもいきなりタダ。
秀 すごいです、大盤振る舞い。
健 椅子とか、座って聴くようにできてるから、立っちゃうとガンガン揺れちゃって大変だったらしいんですよね。結局最後、みんな総立ちになってですね、めちゃくちゃ盛り上がっちゃって、ランドマークが壊れたら私たちのせいなんじゃないかっていう(笑)それくらい盛り上がりました。
嶺 立つと椅子がパコッて引っ込んでしまう椅子だから、お尻にパンッて当たりそうな椅子でしたね。
健 ラジオのリスナーの方とか、初めて動くL⇔Rを見れて良かったんじゃないかと。反響のハガキがたくさん来てますけど。
 今週はライブも終わったことで、ガンガン今週も盛り上がっていきたいと思います。今週はハガキがいっぱい来てるんだね。
嶺 そう、ハガキが。どうもありがとうございます。
健 ブルボンの缶にいっぱい来てますんで、今週はガンガン読んじゃいたいと思います。じゃあまず1曲目ですね。「お願いDJのコーナー」ということで、ここはリクエストコーナーになってます。これはリクエスト来てますが、
木 (笑)
イワナガアサコさんのリクエスト。なかなか渋い曲なんで、聴いてください。レフト・バンクで『いとしのルネ』

♪The Left Banke/Walk Away Renée

健 リクエスト、イワナガアサコさんからのリクエストで『いとしのルネ』お送りしました。このグループは1967年のグループで、この曲一発しかほとんどヒットがないという(笑)、レフト・バンクってグループなんですけどね。マーキュリーレコードから出て、マーキュリーレコードってのはなんかこういう類の、ストリングスのガンガン入ったり、変なピアノが入ったりするバンドが結構多いんですけど、僕はこの曲が非常に好きなんですが。
さて、たくさんリクエストが来てるんでね、リクエストじゃない、おハガキが来てるんでね、それを読んでみたいと思います。まず秀樹から。
秀 はいはい、まずこれ速達でいただきました。速達ってことはやっぱりこれ、どうしてもこの前のライブの感想とか、そういうことになってしまうんじゃないでしょうか。
嶺 210円?
秀 うん、高いよお前。
嶺 まあ、ハガキ1枚200、300、え、いくらだ?
木 ほっときましょう。
秀 ほっときましょう、
嶺 いや、いや、(聞き取れず)
秀 (遮って)これ横須賀市のヤマダノリコさんからいただきました。
木 ありがとう。
秀 「L⇔Rの皆さんこんばんは」。
健 こんばんは。
秀 「今日、といっても今は18日の午前12時40分ということなんですが、ランドマークホールでのライブすごく良かったです。あんまり感激だったので、今からハガキを出しても、放送収録までに間に合わないだろうと思いつつ、やっぱり書いてしまいました」。間に合いましたねぇ(笑)
全員拍手
木嶺 おめでとう!
秀 210円の価値がありましたね。「8月の渋公も最高だったけど、何といっても今回はすごくみんなが近かった!」ランドマークホールは近かったですね、お客さんがね。「貴子ちゃんなんか本当に目の前!ジョージ・ハリソンのコンサート以来、ライブで叫んだことのない私でしたが、思わず『貴子!!』と叫んでしまいました」ということで。すごいです。ジョージ・ハリソンのコンサート以来叫んだことのなかったあなたが、
健 あなたが!
L⇔Rのコンサートで叫んでしまいましたよ。
健 まるでですね、なんかL⇔Rビートルズかっていう、とりあえず異常の盛り上げを私してます(笑)確かに近かったね、お客さんが。リハーサルの時だってさあ、俺の前に壁のようにお客さんがいてさ、何か話さなくちゃいけないかなと思って、「どっから来たんですか?」とか言わなくちゃいけないかなって、なんか、お歳暮かなんかあげなくちゃいけないくらいの距離かなと思って。
秀 あんまり近すぎて。
健 一回やったら全員と知り合いになんなくちゃいけないくらいの距離だったからね、けっこう緊張しましたけどね。
 速達が着いた!というわけですけども。あなたの心は私のところにお歳暮のように届きました。速達で、しかも。
 じゃあ次、きーちゃん。
木 これは男の子ですね。川崎市の「先天性間抜けなアメリカンチェリー」くん。
健 (笑)なんだか。
木 「L⇔Rの皆さんこんにちは」。
健 こんちは!
木 「月曜にやっていたころから毎週楽しく聴いています。突然ですがちょっとおいらの学校自慢を聞いてください」。
健 「おいら」。
木 「うちの学校は海抜30メートルぐらいのところにあるので、坂が非常にきついのですが、なんと教室の窓から新横浜プリンスホテルが、そしてあの横浜ブリッジが、さらにハマラジ様もあるというランドマークタワーまで見えてしまい、晴れた冬の日などに、日本人の心、富士山まで見えます。ちなみに私は窓際の席なので、授業中もウォークマンL⇔Rの曲を聴きつつ、景色に見とれることができます。L⇔Rの皆さんはどんな学校に通ってたのか教えてください」ということなんですけど、こいつは勉強してませんね、絶対。
秀 絶対してねーよな。
健 してねえな。やっぱね外見ながらね、早弁とかするのはいいかもしれないね。
木 行事の時だけ元気なヤツっていう感じがします。
秀 仕切っちゃう奴。
健 俺と秀樹の通ってた学校は基本的に緑はいっぱいあって、田舎の学校だったから、景色が良いとか悪いとかって言うよりは、ただ田舎だったっていう(笑)
秀 そうそう。
健 きーちゃんのとこはどうだった?景色とか。
木 え、私ですか?私のところは近所に山手線…じゃなかった、
秀 なるほど、それで勉強しなかったんだ。
健 「遊び行きてえな」って。嶺川さんはどうですか。
嶺 私はねえ、新宿の高層ビルがたくさん見える学校に通ってたので、夕方はすっごい綺麗で、一人で残ってるとこう、「わぁ…!」って感じで見とれてて。
健 一人だけクリスタルな学校生活を送ってますね(笑)
秀 クリスタルですね。
嶺 いいじゃん。
健 次のリクエスト行ってみたいと思いますが。ヨシダアカネさんからのリクエストで、これはエルヴィス・コステロが全曲書いたという、ウェンディ・ジェームスっていうこの人の曲を俺も聴きたかったんで、ちょっと聴いてみたいと思います。リクエストはヨシダアカネさんからのリクエストにお応えして、ウェンディ・ジェームスで『Basement Kiss』!

♪Wendy James/Basement Kiss

健 ウェンディ・ジェームスで『Basement Kiss』を、ヨシダアカネさんのリクエストで聴いていただきました。なかなかいいですね、これはね。いかにもコステロ節が冴えまくっているという感じで。このアルバムちょっと買おうかな、なんて内心思ってるんですけども。くれればもっと嬉しいですけどね(笑) 別にいいですけど、公共の放送ですからね。
 次のおハガキ行ってみましょう、木下くん。
木 はいはい。何が木下くんだ(笑)
健 なんか俺、逸見政孝さんじゃねえかって。解答者みたいな感じになりましたけど。
木 はい、じゃあ読みましょう。千葉県のチュウジョウチエコさん。「L⇔Rハイファイステレオマジック、『私はこんな親を持っている』の係」。
健 (笑)そんなコーナー、いきなりできてます。
木 「L⇔Rの皆さん、こんばんは」。
嶺 こんばんは。
木 「さてさて、改名第1週目の放送で、スイムという昔の踊りの話が出てきました」。先週言いましたね。
秀 スイム、スイム、スイム…。
健 歌うんじゃない(笑)
木 「次の日、両親に『ねえスイムって踊り方知っている?』と訊いたところ、知っているというなり、父と母は、いきなりベンチャーズを口ずさみながら、クロールを掻きはじめたんです。その後、ゴーゴーモンキーダンスを踊り、しまいに、父と母はオクラホマミキサーを踊るとこまで行き着きました」。
全員爆笑
木 「父55歳、母50歳。私はこんな親を持っていて、嬉しいような悲しいような……」ということなんです。
健 なるほど、これはですね。
秀 いいな。
嶺 いいですねえ。
健 このコーナーはいい。「私はこんな親を持っている」これ毎週ハガキください。この番組は結構、オールディーズものとかかかりますからね、お父さんとお母さんのリクエストとか、そういう思い出とか、そういうものもいいですね。
秀 番組に年齢制限はありませんからね。
健 あとスイムにこだわってる夫婦とかね。未だに。
秀 どういうふうにスイムにこだわってるんですか(笑)
健 だから「ベンチャーズのこの曲じゃねえとスイムが踊れない」とかね。
秀 あーなるほどね、スイムにピッタリな曲とか、そういうのをリクエストする。
ハマラジで流行らせましょう。
秀 「今週のスイム」っての作りましょう(笑)
健木 (笑)
木 次いいですか?
健 次、ちょっと行きましょうか。これはですね、グンジさんから。グンジ、これはなんていうんですか?
嶺 グンジ、トモコさんじゃない?よくハガキいただいてますね。
健 ありがとうございます。「L⇔Rの皆さんこんばんは」。
木嶺 こんばんは。
健 「Return to ハマラジの日を心待ちにしておりました。実は僕達がね、初めて放送した15日の金曜日は私にとって今年最大のイベントがあります。なんと24歳にして、初めての合コンなのです」。
嶺 いえーい!
秀木 おー。
健 「しかも相手がヤングヤングのアマチュアバンド青年ときた日には、そのウキウキ度を身近な例でいうと、『今日の晩御飯はハンバーグとスパゲティとカレーライスよ』と告げられた瞬間というところでしょう」。
秀 (笑)そんなに食えねえよ。
健 なんだかわかんねえ(笑)「巨人・大鵬・卵焼き」じゃないんだから。しかしねえ、「この勢いで活きのいい若者をゲットしたいところです」(笑)渋カジ系な言葉遣いですね。「私は大事な場面で自爆はするわ、酒が入ると少々気が荒くなるわといった、今までの失敗が走馬灯のように駆け巡る今日この頃です。結果報告は次回」ということで。
嶺 先週だったわけですね。
健 どうだったんでしょうね。このハガキを選んで気になっちゃった。
嶺 気になりますよね。
健 しかしね、「ヤングヤングのアマチュアバンド青年」ってこれ、音楽の話かなんかしないとね、やっぱり盛り上がりませんからね。
木 そうなんだろうね、きっとね。
健 今日のステレオマジックか何かをネタにして、今日うまくいってたら後で電話して、「この前のステレオマジックの何なに聴いたらレフト・バンクっていいよね」「いいよねマーキュリーレコードって」とか、そういう話をするといいかもしんないと思わない?
秀 全然盛り上がらなそうだなそれ(笑)
健 じゃあね、まあ次リクエスト行ってみたいと思いますけども、これはですね、(聞き取れず)さんから頂きました。L⇔Rのリクエストどうもありがとう。お久しぶりにかけたいと思います。L⇔Rで『(I WANNA)BE WITH YOU』

L⇔R/(I WANNA)BE WITH YOU

L⇔R Hi-fi Stereo Magic。この番組ではみなさんからのお便り、リクエストを募集しています。宛先は、郵便番号220-81、横浜ランドマークタワーハマラジL⇔Rハイファイステレオマジックの係までお待ちしています。L⇔R Hi-fi Stereo Magic。

嶺川貴子の小鳥のお部屋。はいこんばんは。やってまいりました、小鳥のお部屋です。
健 嶺川唯一のこのレギュラー番組。この、美味しいですね。
嶺 棒で叩かないで!
健 (笑)叩かねえよ!
嶺 それでさっそく、おハガキを頂戴と言ったら、おハガキが飛んできました。神奈川県のラジオネーム「きーちゃんラジオネームつけて」さん。
木 ほお。
健 また来ましたね、木下先生の名づけ親大会。
木 最近やってなかった。
嶺 先につけてもらえます?
木 じゃあ外人ぽい名前を。「トロピカル沖縄」
健 (爆笑)じゃああなたは、来週からトロピカル沖縄というラジオネームで。
嶺 神奈川県の、今決まりました「トロピカル沖縄」さんから頂きました。でね、今バックでかかっているこの曲。「まず質問です。10月15日の放送で、貴子さんの小鳥のお部屋のオープニングでかかっていた曲、誰の曲なのですか」ということですけれども。
木 これ。
嶺 これはねぇ、有名な曲で。もともとはルー・リードという人が歌っていた『ワイルドサイドを歩け』という曲を、これはバネッサ・パラディ、あのーレニー・クラヴィッツと噂がありました(笑)
健 スティッチの好きな。ポスターまで貼ってある。バネッサ・パラディ。
嶺 そう、バネッサ・パラディさんが。カバーをしているものなんです。でこれはね、バネッサ・パラディの2枚目の『バリアシオン』というアルバムの中に、一番最後に入っているので、結構そっくりなんだけど、彼女が歌うこの『ワイルドサイドを歩け』は結構好きでしてね、ちょっとここで使わせて頂いたというわけです。わかりましたか?良かったら聴いてみてください。
健 なんかいま、ビルの外から「分かったよ」っていう声が私に聴こえましたけど。
エスパー黒沢健一(笑)
健 犬がそこでハネられてる(笑)
嶺 犬語が聞こえる!?健ちゃん!健ちゃん呼んでるよ!
健 いいからほら、君が一応中心なんだから。進めなさい。
嶺 それで、今日ですね。かけようと思ってる曲は。ブロンディというグループの。
健 ブrrrロンディ(巻き舌)。懐かしいですねぇ。
嶺 最近好きなんですよ。
健秀木 爆笑
健 それもおかしいな。もう、ね。懐かしいですけど。
嶺 そうだね、健ちゃんとかみんなにしたら、L⇔R内では懐かしいと言われているブロンディですが、私はちょっと前ですね。レコードを集めたりとかして、コレクターになってしまいました。ブロンディというグループは、男の人が何人だっけな、4人ぐらいで、あと女の人が。紅一点と言われて、歌っているんですけれど。
健 デボラ・ハリーという人ね。この男のメンバーはどうでもいいんだよね。代わっても死んでも全然わかんないんだけど。
木 大勢に影響はないんだけど。
健 このデボラ・ハリーがいればブロンディになっちゃう。
嶺 でも私のがこのね、リカちゃん人形外国版みたいな顔した女の人がけっこう好きなんですよ。かっこ良さそうで。そんなに、歌は上手いとかそういう感じじゃないんじゃないですが、何か魅力があるというか。黄色いホットパンツとかが似合いそうな感じの人なんですけどね。
健 もともとこの人はニューヨークパンクの人だったんですね。パンクロックをやってた。
嶺 パンク。かっこいいね。
 でね、好きなんですけどね。今日はね、『Eat to the Beat』『恋のハートビート』っていうアルバムがあって。その中で、『Sunday Girl』という曲を、かけたいんですけど。ちょっとね、結構… 歌詞の内容とかもね、けっこう好きなんですけど。なんか『Sunday Girl』っていうネーミングがいいですよね。じゃあ聴いてください、ブロンディで『Sunday Girl』

Blondie/Sunday Girl

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

健 はい、というわけでですね、またおハガキコーナー。これは「趣味のL⇔Rのコーナー」と名付けましたけどね、一人ひとりレコード盤を持ち寄って、こうやって順番にかけていくという。なかなか良いコーナーだと思いますけど。まず、私の選曲まず1曲目。今日これ、皆さんにお聴かせしようと思って、持ってきたんですよね。デイブ・クラーク・ファイブの。ちょっとまあ一曲ね。聴いてもらおうと思いますが。まぁとりあえず聴いてください。デイブ・クラーク・ファイブで『Your Turn To Cry』

♪The Dave Clark Five/Your Turn To Cry

健 いいねえ、いいですけど、盤が悪いなぁ(笑)このコーナーはいきなりアレですけど、みんなが昨日買ったレコードとか、最近気に入ってる奴とかですね、結構ランダムに選んできて、こういった曲について話したりとか、結構リラックスしたコーナーにしたいと思ってるんですが。いきなりリラックスしましたね、今の盤質で。おかしいな、俺うちの家具調ステレオで聴いてるとこんなにプチプチいわないんだけどな(笑)やっぱりさすがにハマラジの最新の機材で聴くとですね、こうね、ジリジリいっちゃいますけどね。
秀 そこは味っていうことで。
健 何をかけてもいいということですけど。
秀 私のコーナーはその後どうなってしまうんだろうと、脅かされますけどね。
健 このデイブ・クラーク・ファイブっていうグループはですね、1960年代にはかなり有名なグループで。最近日本でもCDが出てますけどね。あのCDがダメなんだ(笑)
木 らしいですね。
健 デイブ・クラークって人が自分で選曲して、マスタリングとか音質補正とか自分でやったらしいんですけど、入ってる曲も、俺からしてみたら、あんまりいい曲入ってなくてですね、ほんとにもっと良い曲もっとたくさんあるじゃないか、もっと出せよって言いたいんですけど。残念ながらそれは、CDにもディスクにもまだなってないんだ。今日僕かけたこの曲もなってないんで、こういうシチュエーションじゃないと聴けないんじゃないかなと思って、持ってきたんですけど。このコーナーのリクエストとか、そういうのもいろいろお待ちしてますんで。なんでもありのコーナーなんで、ひとついっぱいハガキをください。
 というわけで、次はちょっときーちゃんのセレクションを聴いてみたいと思います。
木 はい、次はですね、カーレン・カーターを。かけようかと思うんですが。普通ラジオ番組でこの人かかりません、まず。
健 かかんないよね(笑)
嶺 みんなの好きなカーレン・カーター。
木 まず知ってる人少ないです、圧倒的に。
ハマラジでなんとか人気を復興しようという。カーレン・カーターといえばあの有名なニック・ロウの奥さんっつっても誰も知らない(笑)
嶺 おー、あのニック・ロウの奥さん。
木 この4人の中では非常にメジャーな話なんですけどね、世間では非常にドマイナーという。けっこう悲しいところでもあったりするわけなんですけれども。
 これはですね、その元旦那さんのニックロウと、一緒に作ったアルバムの中に入っている曲なんで、まず聴いてください。カーレン・カーターで『300 Pounds of Hongry』

♪Carlene Carter/300 Pounds of Hongry

木 はい、カーレン・カーターで『300 Pounds of Hongry』を聴いてもらいましたけど。
 この人はですね、よく女性ボーカリストでこういう感じだと、わりとロックの影響が強い人が多いんですが、この人は圧倒的に、カントリー、リズムアンドブルースの影響の強い人で、私はこういう人は非常に好きで。
健 しかも美人で。
 しかし、『300ポンドの空腹』って、「hungry」って単語、昔英語の授業の時さ、「空腹」って書くの、「腹減り」って書いちゃって(笑)、バッテンをもらっちゃったことがありますけど。
秀 (笑)サンカクとかじゃなく?
健 まあちょっとここらへんでハガキなんかを。ありますかね。
木 ではちょっと1枚読みましょう。群馬県のタマイミツコさんから、いただきました。「L⇔Rの皆さんこんばんは。Back To Mono3決定おめでとうございます」ということで。L⇔Rは12月20日から25日まで東京パルコ劇場でやりますんで、みんな来てね。
嶺 来てね♡
木 「5日間泊まりで行っちゃいます」。
健木 すごいね。
木 「それで困ったことがあるんです。どういう理由で学校を休んだらいいんでしょう。昔ツッパってたと思われる黒沢兄弟さんは『余裕で無断欠席だぜ』と言うかもしれませんが、それはダメなんです。どうか少し考えてもらえませんか」。
秀 なるほどね。
木 考えたら5日間来ると。
健 これは難しいなぁ。
木 これはですねやっぱり、法事とか、そこらへんはかなり、お兄ちゃんが結婚とかですね、そういうのはかなり、5日間ブッキングすると、5日間休める。
嶺 盲腸。
健木 盲腸!?
健 でもなあ、5日間でしょ。ぶっ続けでしょ。盲腸で5日間ってさあ、友達見舞いに来ちゃって、病室にいなかったらまずいから。
嶺 お母さんが寝ているとか…ダメ?(笑)
健 これは難しい、5日間連続でしょ?5日間連続はね、やっぱこれは熱が出たとか、そういうシンプルなものがいいと思いますよ。
秀 まあ冠婚葬祭系がもう通用しないってぐらい休んじゃった場合は、やっぱり風邪とか病欠とかね、そういう手を使うかないんじゃないでしょうかね。
健 あと、墓参りの帰りに行ったとたん骨折とかね、持病の骨折で、とかいろんなこと言って。
秀 骨折の発作が、みたいな。
健 また面白いハガキが来てましてね、秀樹に質問があるという。
秀 はいはい。
健 「L⇔Rの皆さんこんばんは」。
秀木 こんばんは。
健 「焼きハマグリ」さんからですね。「先日夕食時にけんちん汁が出ました。お椀を覗いてみたら豆腐が入っていました。けんちん汁には豆腐は入れないものだと、そう確信した私は家で暴れたのですが」(笑)「不安に思って友人に訊くと、『えー、普通に入れるよ』という人と『入れないよ』という人と、意見が炸裂しました。なので結局意見がまとまらず、今日に至るのです。で、L⇔Rの皆さん、特に煮物に条件を求める秀樹くんに質問します。けんちん汁に豆腐を入れてもよろしいものでしょうか」ということなんですけど。どうなんでしょうか。
秀 けんちん汁に豆腐ですか。それは非常に難しいですね。
健 難しい。
秀 でもだいたいね、60%以上の確率で豆腐はありじゃないかと。
健 なるほどね(笑)豆腐優勢。
秀 やや優勢です。だからこれに反対だという人は、このコーナーにどんどんおハガキを(笑)「豆腐反対派」。
健 でもさ、この前ロサンゼルスにレコーディングに行ったとき、向こうの日本人の人が外国の女性と結婚して、一番やっぱり悩むのは食生活で、お味噌汁に、豚肉を入れて、これは日本で言うと豚汁なんだけど、向こうの人は入れてもいいと思って、味噌汁に豚肉を入れちゃったりとか。こんにゃくを入れちゃったりとかして。
秀 同じことなんだけどその概念の違いっていうのは。豚汁と味噌汁ってのは違うもんなんだっていうのが、今一つ上手くいかない。
健 で、それだけ直しても、スパゲティと味噌汁が一緒に出てきちゃったり、いろんなバランスがあるらしいという。
秀 一品一品はちゃんとしてるんだけど。
健 国際結婚も難しいぞと思いましたけど。
嶺 でもね、新しい食べ物かもしれない。
健 そうかなあ(苦笑)国際結婚する?
嶺 うん。
健 なるほどね(笑)
というわけで、次ちょっと秀樹の曲行ってみたいと思いますが。
秀 はい、これは地味な曲で滅多にかかんないと思いますけど、僕は好きな曲なんで聴いてください。 B. J. トーマスで『Little Green Apples』

♪B. J. Thomas/Little Green Apples

秀 はい、 B. J. トーマスの『Little Green Apples』 を聴いてもらいました。
健 洒落てますね。
木 いいねぇ。
健 なかなかこのクリスタルな感じが。
嶺 クリスタル(笑)
秀 これはあのですね、聴いてお分かりのように、って分かる人いるか分かんないですけど、バート・バカラックさんのアレンジによる、この豪快なバックの、豪華なサウンドっていうんですか。
健 王子様のような。
秀 王子様のようなサウンドですね。
健 さてそれじゃあ、次行ってみたいと思いますが。東京都八王子市の、ラジオネーム「ほよほよしてたら頭が伸びちゃった~byサボテン」さんから。長いですねえ。「L⇔Rの皆さん、今さっき某雑誌を見ていてちょっと思ったんですが、ギターバトルってありますよね。意味は私全然わかってないんですが、もしかしたらギターの人同士がお互い違う音で弾きまくって、どっちかの音に引き込まれたら負けということですか?もしそうなら、お祭りによく出ている出し物同士がやっていることに似てませんか?」ということなんですけど。このギターバトルの正式な解釈は、ギタリストの秀樹くん。
秀 正式な解釈はですね、ローリング・ストーンズのキーズ・リチャーズさんがコンサート中にやりましたけど、ステージの上に登って来た客をギターで殴るっていう。
健 違うと思うけど(笑)
秀 違うか(笑)
 正式にはギターバトルってのは、要するに複数のギタリストの人が出てきて、「俺が俺が!」って感じで弾きまくるという。
嶺 出しゃばりなだけじゃん。
健 I Me Mine系な。「俺が俺が!」「俺の音を聴け!」みたいな。で、その中で、誰の音が一番デカいか。
秀 要するに上手いとかなんとかじゃなくて、一番音がデカかったやつが勝っちゃったりする場合も往々にしてあります。
健 なるほどね、目立った奴が勝ち、ということですね。
秀 はっきり言ってそうです。
健 じゃあやっぱり背が低い奴より、背がデカい人のほうがギターバトルは有利だと。
秀 はい、有利ですね。要するに、かっこいいと言われた方が勝ちだと。
健 なるほどね。なかなか難しいですね。1回俺もギターバトル友達とやったんですけど、あまりにもリードギターが下手なんで、友達がやる気をなくして途中でやめやめっつって、俺の勝ちってことになって(笑)そういう手も使えます。
 でもいいですね、この子はたぶん高校生の女の子だと思いますがね、女子高生同士でギターバトルとか、なかなか面白いかもしれない。「何やってんの?」「ギターバトル」っていう(笑)
木 (笑)
健 これ流行ったら面白くない?
木 ギターバトル。
秀 似てるようで「エレキ合戦」とギターバトルってのは違いますから(笑)
健 違う、それは違う(爆笑)新しい解釈だよそれは。というわけで、わかったでしょうか。
秀 全然わかんねーよこれじゃ(爆笑)
健 でもね、俺ちょっと今日、いい曲を持ってきたんで。ギターバトルをわかるために。
木 ああ、「ギターバトルはこれ」という。
健 この人知らないかもしれないが、ジェフ・ベックさんと、ジミー・ペイジさんっていう、世界に名だたる名ギタリスト二人がいて、この二人が共演してるヤードバーズというグループがあります。で、そのヤードバーズの『幻の10年』という曲に、この2人のリードギターがフィーチャーされてて、途中の間奏のとこで、どっちが勝ち負けをやるかという壮絶なギターバトルを展開してるんで、この曲をちょっと聴いてみたいと思いますけど。それでは聴いてください。ヤードバーズで『Happenings Ten Years Time Ago』

The Yardbirds/Happenings Ten Years Time Ago

健 一瞬ジミー・ペイジジェフ・ベックのギターの音がクロスする、これだけでギターファンは満足だな(笑)という曲なんですけど。
秀木 爆笑
健 俺は音色でジェフ・ベックの勝ちかな、なんて思ってるんですけど、秀樹はどう思ってる?
ジェフ・ベック色強いかね、やっぱね。
健 たいしたことじゃないですね。
秀 たいした話じゃない(笑)
健 エレキ合戦とギターバトルは違うという名言が出たところで、ヤードバーズで『幻の10年』を聴いていただきました。

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

秀 はい、黒沢秀樹の「プチプチくんがやってきたぞ」というコーナー。これは週替わりで隔週の皆さん、L⇔Rのメンバーが交代してやるコーナーで、私のパートなんですけど。
健 相変わらず冴える自分ツッコミが。
秀 そうですねえ。嶺川さんみたいにレギュラーじゃないんで、「黒沢秀樹の、プチプチくんのなんとか!」(裏声)とかそういうのがなく、いきなり私がしゃべってしまいます。
木 なるほどね。
健 手作業という。
秀 そう、手作業。手作りの、なんだ、
木 マニュファクチュア。
秀 なんだかよくわかんないけど(笑)そういう感じですね。今日持ってきたのは、前もかけましたけどコニー・フランシス
嶺 秀樹くんの友達(笑)
秀 (聞き取れず)じゃねえよ(笑)
木 いい加減なこと言ってんなよ(笑)
健嶺 秀樹くんの心の友。
秀 高校生の時によくこういうの聴いててね、俺は。
木 学校に行かなかった。
秀 うるさいんだよ(笑)
一番、「オールディーズといえば」みたいな感じで引き合いに出されるのはコニー・フランシスの歌ってる、『Vacation』とかね、よくありますんで。今日は1回目ということで、変わってから。
健 このコーナー、何気に人気あってハガキがけっこう来てるんじゃないですか。
秀 あっ、そうなんですよ。でですね、ちょっとおハガキを紹介したいと思います。これは僕のコーナーに来たわけじゃないんですが、これは愛知県のイトウアカネさんからいただきました。
健木 ありがとう。
秀 「先日車のカーステレオで、ニール・セダカの『One Way Ticket』をかけていました」。『恋の片道切符』ですね。「すると運転していた父が、突然歌い出したのです。もちろん英語で。私はびっくりして、『お父さん、ニール・セダカ好きだったの?』と言おうとした途端、父が、『これ平尾昌晃が歌ってたよな、恋の片道切符』と言ったんです。そこで『ニール・セダカだろ?』とさえ言ってくれたら、株が上がったのに」。
健 なるほどね(笑)
秀 「次にエルヴィス・プレスリーをかけたらわかったらしく、『これはプレスリーだな、そういえばお父さん若いころジェームズ・ディーンってよく言われたんだぞ』とまた言い出したんです。私はもうあえて何も言いませんでした」どこまでも外す親父ですね。
木 爆笑
秀 「やっぱりお父さんと音楽の話とかできたらかっこいいですよね。今父はいとこの結婚式で歌を歌ってくれと頼まれて、『祝い船』を
猛練習しています」。
木 爆笑
健 こういう人たちのためにこのコーナーは続けなくちゃ。
木 面白いな。
秀 ぜひね、結婚式のカラオケでもこういうのを歌ってほしいので。
コニー・フランシスとか(笑)
秀 「ちょっとかっこいいお父さん」って、言われないかな(笑)
健 しかも英語で。
秀 今日皆さん持ってきたのが、けっこうみんなプチプチいってたんで、私の立場があんまりないんですけど、どのぐらいプチプチいってくれるのか、聴いてみたいと思います。コニー・フランシスで『Follow The Boys』

Connie Francis/Follow The Boys

コニー・フランシスの 『Follow The Boys』を聴いてもらいましたけど。あまりにもオールディーズしまくっているのでちょっと照れてしまいました私は。
木 (笑)

L⇔R Hi-fi Stereo Magic

L⇔R/PUMPING '92

健 あっという間に1時間終わりましたけど、楽しんでいただけましたでしょうか。しかしけっこう楽しかったですね。ハガキがたくさん来まして、もっともっと欲しいので、また来週もさらにハガキをください。ハガキの宛先は!
嶺 はい、郵便番号220-81、横浜ランドマークタワーハマラジL⇔Rハイファイステレオマジックの係、「なんかお便りいっぱい名前を付けて送ってね♡」の係です。
健 (笑)そんなコーナーあるのか。でもね、いろんなハガキがありますけど、さっきハガキで読むの選んでたら、よく「先週の放送で健一くんがユニコーンだとか尾崎豊だとか槇原だとか、『いかにも俺は時流に乗ってるぜ』って発言を散々してましたけど、そういう無理はやめて、いい加減ニール・セダカの話でもしなさい」とかさ、(笑)
秀 爆笑
健 俺たちはオールディーズ・バンドじゃないんだから(笑)そういうのとか、いろいろ来てますけどね。
 まあ、とりあえずいろんなネタが多くて、非常に私たちも喜んでます。
木 いきなり増えましたね、今週。
健 いきなり増えましたね。今日書いた人はまたさらに、倍ください。
 今日のお相手はL⇔Rでした。また来週も、ぜひとも同じ時間に聴いてください。それじゃあお相手はL⇔R黒沢健一と、
黒沢秀樹
木下裕晴
嶺川貴子
健 それではみなさん、
健秀木 また来週!
嶺 ばいばーい。